高齢者の正しいクスリとの付き合い方

眠気による不都合が日中に起こっていれば不眠症の治療が検討される

写真はイメージ(C)iStock

 少し専門的な言葉になってしまいますが、不眠症に用いられるクスリには「ベンゾジアゼピン受容体作動薬」「メラトニン受容体作動薬」「オレキシン受容体拮抗薬」があり、それぞれ効果を示すところが違ってきます。次回は、それぞれどんな効き方をするクスリなのか、どんな特徴があるのか、どんなところに注意すべきなのかについて紹介します。

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東敬一朗

東敬一朗

1976年、愛知県生まれの三重県育ち。摂南大学卒。金沢大学大学院修了。薬学博士。日本リハビリテーション栄養学会理事。日本臨床栄養代謝学会代議員。栄養サポートチーム専門療法士、老年薬学指導薬剤師など、栄養や高齢者の薬物療法に関する専門資格を取得。

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