例えば、北海道函館市。人口25万2647人のこの市は、高齢化率が35.7%。「高齢者が何歳になっても元気で活動的な生活を送ること」を支援するため、民間のフィットネス事業者や音楽教室などに委託し、介護予防教室を開いています。場所は、市内のフィットネスクラブや公共施設などで、住民の参加状況は、1回当たり10~30人程度。
高齢化率38.1%の鳥取県伯耆町では、町内の医療機関に所属する作業療法士が「とっとり方式認知症予防プログラム」の教室を開いています。
このプログラムは、鳥取大学、伯耆町、鳥取県が連携し、鳥取大学医学部の浦上克哉教授が中心となって、県独自の認知症予防プログラムとして開発したもの。週1回程度の実施で、1回当たり12人ほどが参加。
「事例集」では、ほかにも東京都足立区、大分県竹田市などが紹介されています。
第一人者が教える 認知症のすべて