■好きな時に好きな場所で
ただ、忌憚なく言わせてもらうと、評価すべき点はあるものの、まだまだ……。「事例集」によれば、これらの取り組みの参加者は1回10~30人。函館市では実人数777人と報告されていますが、市の人口約25万人中の777人ですから、0.31%。せっかくの取り組みが、わずかな人にしか届いていない。これでは、実質的な予防効果はほとんど期待できないでしょう。
国がとりまとめる「認知症施策推進大綱」には、認知症の人が認知症とともによりよく生きていけるための施策が挙げられています。
具体的には「認知症に関する理解促進」「認知症予防に関する可能性のある活動の推進」「早期発見・早期対応、医療体制の整備」「認知症の人の介護者の負担軽減の推進」など。
オンライン健脳カフェでは、これらのほとんどを配信中の番組でカバーしています。
第一人者が教える 認知症のすべて