「本人は病気についてどう思っているのだろうか」と、担当医に聞いてみたいと思ったのですが、病院でそれを話題にして話し合うのは無理のようにも思いました。家に帰れば、コロナもなにもないのです。
○月○日、退院しました。いろいろ不安はあっても、家に帰ってきました。息子が背負って夫を2階のベッドに運んでくれました。本人のニッコリした笑顔を見て、私はホッとしました。これで良かったのだと思うことにしています。
いつまで、長く落ち着いていてくれるか、そして私がどれくらい頑張れるか。休みの日にまた、息子が手伝いに来てくれると言ってくれています。
◇ ◇ ◇
がんと闘う患者や家族の思い、状況はさまざまです。
がんと向き合い生きていく