前頭側頭型認知症は、アルツハイマー病の進行を遅らせる抗認知症薬(ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン)の有用性は示されておらず、むしろ症状が強く出てしまうこともあります。どんな薬でも副作用のリスクがありますから、安易に処方するのは避けなくてはならない。
そういった意味でも、認知症と診断した場合、認知症の中でもどの病気に該当するのか、慎重に鑑別診断を行わなければなりません。
第一人者が教える 認知症のすべて