腎機能は、糸球体濾過量(GFR)の検査値で判断される。GFRとは、フィルターの役割を担う糸球体が、1分間にどのくらいの血液を濾過して尿を作るかを表した数値のこと。出生時の腎機能を100%として60%に達すると、腎機能が低下していると推定される。腎機能が15%まで低下すると人工透析治療が検討されるという。特に高齢者の場合、1年で平均1%ずつ自然に低下するのでお酒を飲む習慣が日頃からある人は気を付けたい。
摂取アルコール量の目安は以下になる。
20グラム…缶ビールなら500ミリリットル1本、日本酒なら1合、ウイスキーならダブル1杯
60グラム…缶ビールなら500ミリリットル3本、日本酒なら3合、ウイスキーならダブル3杯
純アルコール量(グラム)=お酒の量(ミリリットル)×アルコール度数/100×0.8(アルコールの比重)で計算できるので、お酒を飲む際は適宜計算するといい。