これまで何度かお話ししていますが、「見た目=外見」が年齢より若く見える高齢者は、健康的に人生を全うできるケースが多いと感じています。年を取ってヨボヨボしてきて、体はそれなりに健康なんだけど、いかにも「老人」という見た目や行動をしているような人ではなく、たとえば100歳で亡くなる時には60代くらいに見られることを目指して生活すれば、心臓を含めた健康寿命を延ばすことができるのです。
そのためには、おいしく食べられる、しっかり目が見える、耳が聞こえる、手足が動く、用足しも自分でできるといったように五感がしっかりしていて、他人の世話にならずに日常行動ができることが必要条件になってきます。不自由さを感じたらおっくうがらずに医療のサポートを借りて五感も取り戻しましょう。そして、それを維持するために旅行が大いに役立つのです。
日本の観光庁が実施した「旅行による効用の検証結果」によると、旅行者のアンケートにこんな回答が寄せられています。
上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」