上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」

「旅行」は健康寿命を延ばし、心臓の健康維持にも役立つ

旅行は身体的にも精神的にも健康効果が見込める(C)日刊ゲンダイ

「人生を楽しむという精神面が向上した。もっと元気になろうという意欲が湧いた」「外出の回数を増やすよう努力している。リハビリにも出来る限り行くようになった」「車いすを使用せずに、歩行可能な距離が増えた」「要介護5から要介護2になった。杖を使用して300メートルほど歩けるようになった」

 健康的に人生を全うするためにも、晩年こそ旅行を大いに活用してもらいたいものです。

■本コラム書籍化第2弾「若さは心臓から築く」(講談社ビーシー)発売中

5 / 5 ページ

天野篤

天野篤

1955年、埼玉県蓮田市生まれ。日本大学医学部卒業後、亀田総合病院(千葉県鴨川市)や新東京病院(千葉県松戸市)などで数多くの手術症例を重ね、02年に現職に就任。これまでに執刀した手術は6500例を超え、98%以上の成功率を収めている。12年2月、東京大学と順天堂大の合同チームで天皇陛下の冠動脈バイパス手術を執刀した。近著に「天職」(プレジデント社)、「100年を生きる 心臓との付き合い方」(講談社ビーシー)、「若さは心臓から築く 新型コロナ時代の100年人生の迎え方」(講談社ビーシー)がある。

関連記事