「マンガ ぼけ日和」著者の矢部太郎さん「印象に残ったのは認知症が老化の一環であるということ」

矢部太郎氏(吉本興業提供)

マンガ ぼけ日和」(かんき出版)は、「大家さんと僕」で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した芸人、矢部太郎さんの初の単行本書き下ろし作品。認知症専門医である長谷川嘉哉医師の「ボケ日和」を漫画化した。認知症の患者と家族の日常が描かれており、認知症の人が見えている世界、こんな時、家族はどうすればいいのかが、すんなりと伝わってくる。年末年始の帰省で久しぶりに老親と会い、「もしかして……」と不安になったら、ぜひ手に取ってもらいたい一冊だ。

 ──元々、原作の表紙絵と挿画を担当した。

1 / 4 ページ

関連記事