そのうえで、より良い回復期病院を選ぶ際には「しっかりと適切なリハビリを実施してくれるのか」を確認してください。現在、日本の保険診療の制度ではリハビリ時間は「1日最大3時間(20分×9単位)」と定められています。これを週7日間、毎日きちんと実施してくれるのかを確かめましょう。
■「日中は起こしてくれるのか」を確認する
次にチェックするポイントは「リハビリの3時間以外の起きている時間の過ごし方」です。たとえば、朝食が朝8時~、夕食が夕方6時~だった場合、朝食を終えた9時~夕食の6時まで9時間の時間があります。この日中9時間の中で、昼食の1時間とリハビリの3時間を除いた5時間を患者さんにどう過ごしてもらうか。「リハビリを含めて日中は9時間しっかり起こしている」施設と、「リハビリと食事以外の5時間、就寝時間はすべてベッドに寝かせている」施設では、回復の度合い、成績が大きく変わってくるのです。
正解のリハビリ、最善の介護