たとえば、週1回を3週続けて1週休み、といったような決まったスケジュールに沿って行われていると思いますが、災害が起こったら、その時の状況で変更せざるを得ないこともあるでしょう。注射が内服薬に替わることもあり得ます。
注射などの薬物療法を受けているとすれば、最近受けたのはいつか? その情報が重要です。一般的に白血球数は治療から14日後が最低値になります。高熱、肺炎が起こったら入院することも必要になるかもしれません。抗がん剤治療中は、直後であれば免疫力の低下で感染症にかかりやすいのです。可能であれば定期的に、肺炎球菌、インフルエンザ、新型コロナなどのワクチン接種を行っておいた方が良いと思います。
長く避難所で過ごさなければならない場合もあるでしょうから、感染症には気をつけなければなりません。私たちはこの3年間、新型コロナの流行で、こまめな手洗い、身体的距離の確保、必要時のマスク着用、換気といった対策を学びました。手洗いと消毒が大切ですが、水の供給が少ない場合が心配です。
がんと向き合い生きていく