ただし、百田さんは手術中、「痛い、痛い、痛い」と激痛に襲われたといいます。実はがんの治療に伴う痛みのケアについては日本は残念ながら遅れていて、私も膀胱がんの手術後に強い痛みがありました。麻酔が切れたためですが、胃がんや肺がんなどの手術でも疼痛対策が不十分なことが少なくないのが現実なのです。
この治療はあくまでも手術の1つで、まれに重篤な合併症もあります。治療経験が豊富な医師の元、説明をしっかりと聞いて納得したうえで受けることが大切です。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵