「思春期突発性側弯症」は学級に1人はいる珍しくない病気…学校健診「原則着衣」では見逃される

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 日々子供を見ている中で、肩の高さ、肩甲骨の高さ・突出の左右差が気にならないか。次の方法で時々チェックするとよりいい。

①上半身裸かブラジャーだけで両腕を自然に垂らし、膝を伸ばしたまま、背中を丸めながらゆっくりとおじぎをする。おじぎをするに従い、肩周辺、背中、腰部の順に左右の高さに差があるかどうかを、前か後ろから確認する。

②まっすぐに立った状態で、背後から見て、ウエストライン、肩の高さ、肩甲骨の高さと突出の程度に左右差がないかを確認する。

 もしかして、と思ったら、整形外科の中でも脊椎外科専門または側弯症専門を掲げている医師の受診を。

 前述のように思春期特発性側弯症は、思春期(成長期)に発症する病気のため、個人差はあるものの、発症後、骨の成長に従い、側弯(カーブ=Cobb角)の程度が進行していく。

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