■「コミュニケーション」が重要なポイント
また高齢者では、転倒・骨折を防ぐことが非常に重要です。高齢になると、骨がもろくなっていたり運動機能の衰えから転倒、骨折しやすくなります。転倒・骨折をきっかけにそのまま寝たきりになって、介護が必要になるケースも少なくありません。
転倒を避けるためにも、自宅で立ち上がり訓練を続けることが大切になるのです。30回の立ち上がり訓練を可能にするポイントは、毎日1回ずつ無理なく増やしていくことです。1日1回を3回から始めても、30日目には30回を3回できることになります。確実に脚力がつきますので、ぜひ試してみてください。
立ち上がり訓練で筋力と体力を維持するほかに、退院後のリハビリとして重要なのが「コミュニケーション」をとることです。誰とでも構いませんので積極的にコミュニケーションを図り、新しい会話を楽しんで、脳に刺激を与えることは認知機能の低下を防ぎます。さらに、何かしら楽しいと思えるものを探して楽しい時間をつくるのも大事です。
正解のリハビリ、最善の介護