愉快な“病人”たち

胃の5分の4を摘出 アントニオ古賀さんはがんが心の転機に

「がんになって初めて痛みを知った」とアントニオ古賀さん/(C)日刊ゲンダイ

「やりましたね」

「え? 何ですか?」

「がんです」

「ああ、そう」

 主治医からがん告知されたときはこんな感じでした。まったく慌てなかったのは、40歳から毎年必ず胃と腸の検査をしていたからです。何かあっても早期なことはわかっていたので、「ガーン!」とはなりませんでした(笑い)。

 がんはステージ1。告知は67歳の1月初旬です。気がかりだったのは2月にキューバで仕事が入っていたことでした。先生に相談すると「行っていい」とのことで入院日を設定。それほどにがんは初期でした。

 帰国後、主治医から紹介された順天堂大学医学部付属順天堂医院にすぐ入院しました。精密な検査を受けると、胃粘膜の表面だけじゃなく内側にもがんが入り込んでいたことが判明して、結果的に胃の5分の4を取りました。

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