ヤル気も不調も改善 “週周リズム”に合わせて食事を見直す

毎日の食事でリズムを整える(C)日刊ゲンダイ

 健常者の1日の摂取エネルギー量と消費エネルギー量を曜日ごとに計測した調査によると、土日が休みで平日に出勤・通学している場合、月曜日は食欲(摂取エネルギー量)も活動量(消費エネルギー量)も最も低下していた。逆に食欲と活動量がピークになるのは水曜日で、金曜日は食欲と活動量はほぼ月曜日と同じになる。翌日から休みだという精神的な高揚感があるが、肉体的な疲労がたまっているため活動量は減少傾向になっている。

 こうした週周リズムに合わせ、月、水、金の食事を工夫すれば、不調の改善に役立つ。前出の加藤氏にそれぞれメニューを考案してもらった。

■月曜日

「月曜日の活動量は少なく、食べ過ぎると摂取エネルギーを処理しきれません。ポイントになる栄養素はビタミンB1とB6。B1は糖質をエネルギーに変換するために不可欠で、脳や神経の働きを正常にする働きがあり、疲労回復効果もある。B6はタンパク質合成だけでなく、体調を整える神経伝達物質の合成にも関わっている。そのため精神状態を安定させる働きがあります」

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