心機一転のはずが…転居で“引っ越し不調”はこうして防ぐ

引越し先のアレルゲンで発症(提供写真)

「夏型過敏性肺炎の場合はカビから離れることが重要で、住居を移す転地療養が効果的です。ダニやホコリが原因のアレルギー性疾患に悩んでいる人も、転居することで症状が治まる例が多く見られます。地方から東京に転勤してきてひどい咳に悩んでいた患者さんが、地方の実家に戻ったら治ったというケースもありました」(水谷氏)

■頭痛や腰痛、うつも…

 引っ越し先で、咳、くしゃみ、鼻水などがひどい場合、まずは1週間くらい知人宅やホテルで過ごしてみて症状が治まれば、何らかのアレルギーが疑われる。検査を受けて原因を突き止め、適切な治療を受けた方がいい。部屋を掃除したり湿度を下げる対策は限界があるので、思い切って転居するのが有効だ。

 引っ越しをきっかけに、頭痛、腰痛、肩凝り、倦怠感、いらいらする……といった不定愁訴や、うつ症状に見舞われる人もいる。

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