愉快な“病人”たち

治療9年目…江本孟紀さんは加齢黄班変性で人生観が変わった

江本孟紀さん(C)日刊ゲンダイ

 予防のために注射をするというやり方もあるんですけど、ボクの主治医は「両目を使えばちゃんと見えて日常生活に支障がないなら経過観察だけにして、もし進行してきたら手当てしていこう」という考え方。ボクもそれで納得しています。iPS細胞を使った根本的な治療に期待しているんですが、ボクが生きている間に標準治療になればいいけど。

■日中は常にサングラスをかけている

 加齢黄斑変性は欧米人に多くて、日本人も食生活が欧米化したことによって増えてきた現代病だといわれています。直接的な原因は加齢だから、どうしようもない。昔は「人生50年」といったぐらいだから、ボクの年齢では体の機能としてはもう終わってるんですよ。みんな自分だけは元気だと思ってるけど、60歳すぎたらいつ何かしらの病気になってもおかしくない。病気になったら、人生に区切りをつけて“これから”を考えないと。ボクは楽しもうと思っています。

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