独白 愉快な“病人”たち

「赤ちゃんは元気です」と言われ安堵…岡田薫さん語る卵巣茎捻転

岡田薫さん(C)日刊ゲンダイ

 お腹の傷は20センチぐらいでしょうか。2週間ほどの入院でした。最初の5日間は3時間ごとに赤ちゃんの様子をチェックするため、MFICU(母体胎児集中治療室)に入りました。生きているのか、弱ってやしないか、そりゃもう心配が尽きることはありませんでした。

■1カ月後には切迫流産に

 その後、無事に退院できました。でも、その1カ月後に今度は「切迫流産」になってしまったのです。自覚症状はゼロでした。たまたま妊娠5カ月で安定期に入ったので、マタニティーエアロビクスでもしようと思い、のんきに先生にその許可をもらおうとしたら、検査で子宮と膣の間の長さが、通常5~6センチのところ5ミリしかないことが分かったんです。要するに「もう出る寸前」。あと2週間遅かったら、破水して流産してしまったかもしれない状態でした。

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