マスク越しで表情はよく分かりませんでしたが、相談員さんは「お気持ちお察しいたします。そうですよね。病気のことで、不安になるのは無理もないと思います」と言ってくれました。「無理もない」という言葉をかけられ、何となくホッとしました。
次回の婦人科診察の後、また相談に乗っていただくことになりました。相談員さんには、娘には言えないことも話せるような気がします。
駐車場で待ってくれていた娘が、「長かったね。どうだった?」と聞くので、「大丈夫。変わりないって」と笑顔で答えました。娘は「これ、彼がくれたの」と言って、車内のフロントガラスにぶら下がっている小さなクマさんのマスコットを指しました。
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自分が重荷になっているのではと感じていたSさんは、交際相手の話を聞けてうれしかったでしょう。クルマの中で、娘さんと2人でサンドイッチを食べて帰宅したそうです。
がんと向き合い生きていく