独白 愉快な“病人”たち

サッカー選手の松本光平さん 外傷性の両眼の障害との闘い

松本光平さん(C)日刊ゲンダイ

 うつぶせ2週間の後は、あおむけで安静の期間があり、1カ月はほぼベッドの上でした。

 その間は買い物にも出られないので食事は例のパンだけ。体重は1カ月で12キロ減りました。でも、血液検査の結果は正常で、さすが完全栄養食だと思いました。

 ホテルでの隔離終了後は、マンスリーアパートを転々としています。初めは病院のそば、今は散歩ができる公園のそばで暮らしています。歩き始めはフラフラで、サングラス姿で転びながら公園を何往復も散歩していたので、お巡りさんに職務質問されたりしました(笑い)。でも、ボールを触れるようになってきたので近々ボールが蹴れるグラウンドのそばに移る予定です。

 今年も年末に開催される予定の「FIFAクラブワールドカップ」出場を目指しています。正直、「行けるな」という感触もあります。

5 / 6 ページ

関連記事