考案者である信州大学医学部の能勢博特任教授(NPO法人熟年体育大学リサーチセンター副理事)が言う。
「速歩き3分、ゆっくり歩き3分、1日30分、といった時間はあくまで基準なので厳密に守る必要はありません。私たちの研究の中で、1週間のうちに合計で『120分以上のインターバル速歩』ができれば、確実に効果が出ることが実証されています。3分の速歩きがきつければ、1~2分から慣らしていって『週合計60分の速歩き』を目指せばいいのです。一番大切なことは継続です」
たとえば、平日は仕事で忙しければ「土・日に1時間ずつ歩く」、通勤や休み時間を使いたい場合は「10分間を1日3回(朝、昼、晩)、週4日行う」、1週間に1日で済ませたければ「2時間歩く」といった具合に、自分のスケジュールや体力に合わせて時間配分を変えればいいのだ。
病気を近づけない体のメンテナンス