病気を近づけない体のメンテナンス

筋肉<下>インターバル速歩で誰でも何歳からでも10歳若返る

通勤や休み時間を利用しても(C)日刊ゲンダイ

■終了後は牛乳を飲むと効果倍増

 インターバル速歩に最も適している時間帯は、午後4~5時ごろ。朝から体を十分動かしているので、エネルギー代謝や心肺機能の活動が活発になっているからだ。それに筋肉が一番ほぐれているので体の故障が起きにくい。朝行うのも体温を一気に上げて、日中の活動をアップさせるが、筋肉が硬直しているので必ずストレッチをしてから行うようにしよう。

「雨の日や体調があまり良くなく、外に出ない方がいいと思ったら、無理せず、室内で『足踏み』でインターバル速歩をやればいいのです。速歩きのときは、腕を直角に曲げて大きく前後に振り、太ももを大きく上げるようにしてください。また、膝痛の人は温水プールでの水中インターバル速歩がお勧めです」

 水中で行う場合は、速歩きのときは大股で歩くが、かかとからの着地は意識しなくていい。腰が反り返らないよう少し前姿勢で、手で前後に水をかきながら歩く。「浮力」と「抵抗・水圧」のおかげで、体重の負担は陸上の10分の1程度になる一方で、陸上の約2倍の運動効果が得られるという。

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