秒速薬膳でアッという間に健康に

過敏性腸症候群は春菊・ゆず・ジャガイモを組み合わせて対策

香り肉じゃが(提供写真)

 ハーブ類はすべて気の流れをスムーズにしてストレスを緩和するのに役立ちます。会社のデスクには、カモミールやミントなどのハーブティーを用意してリラックスに努めましょう。そして、脾の働きを高める食材も併せて取り入れることも大切です。

 おすすめはイモ類。ジャガイモ、ナガイモ、サトイモなどは弱った脾を力づけて、腸の働きを整える作用があります。そのほか豆類、きのこ類も脾のパワーアップに役立ちます。

■過敏性腸症候群対策薬膳レシピ

香り肉じゃが

 肝の働きをスムーズにする春菊、ゆずと、脾の働きを高めるジャガイモを組み合わせたレシピ。市販の肉じゃがを使えば、スピード完成。ゆずが香り、春菊のほろ苦さが加わった肉じゃがは大人の味わい。おつまみにもぴったりです。肉じゃがが熱いうちに、春菊の葉を混ぜ込みながら食べるのがおすすめ。

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池田陽子

池田陽子

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

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