ただし、体格の違いによる分解速度の違いや、男性で6~13g、女性で4~11gの分解速度の個人差があること、高齢者になると分解速度が遅くなること、睡眠中のアルコール分解速度は起きている時より遅いことなど条件によって違いがあるので、あくまで目安に留めることも念頭に入れておきましょう。
■糖質よりもアルコールの度数に注意
また、最近は「糖質ゼロ」「カロリーオフ」などと表示されたビールや発泡酒などの酒類が多く販売されていて、手にとってしまう方も多いのではないでしょうか。飲料では100mLあたり糖質0.5g未満であれば「糖質ゼロ」と表示できるので、熱量が20kcal以下であれば「カロリーオフ」と表示できることになってしまいます。先ほど触れたように、糖質の度数よりもアルコール度数の方が体に対する負担は大きく、そちらを考えるべきです。
幸先の良いスタートを切るための正月食事術