一般的な部屋全体を明るくするシーリングライトを使うと、部屋の明るさは500ルクス程度。この部屋で3時間過ごすと、夜に分泌されるメラトニンが半減する。
「睡眠の質が悪くなる上、メラトニンが少ないと昼間に体に蓄積された活性酸素が除去されず、体の疲れが残ります」
工夫次第で部屋は暗くできる。風呂は電気を消す。間接照明にする。明かりの度合いを調整できる照明器具を使う、など。
【3】起床11時間後に体を動かす
内臓の温度、深部体温は、起床後徐々に上がり、11時間後くらいにピークになる。その後徐々に下がり、22時間後くらいに最低になる。深部体温が高いほど元気で、低いほど起きていられない状態になる。
「起床後11時間後といえば、大体の人では夕方になるでしょう。このピーク時にもっと深部体温を上げるようなことをすれば、夜には急激に深部体温が下がり、深い眠りに入っていきやすくなる」