年を取ると、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌量が減少し、眠りが浅くなります。つまり、年齢を重ねるごとに、質の高い睡眠をきちんと確保できるよう心掛ける必要があるのです。
■質の悪さも問題
こう話すと、「何時間眠ればいいのでしょうか?」との質問が出がち。最初の方で触れたように、最適な睡眠時間は人によって違います。
朝、目覚まし時計に頼らなくても爽快な気分で目が覚め、日中は眠気に襲われることなく高いパフォーマンスを維持したまま作業ができ、夜になると自然と眠くなる……。こうなっていれば、自分に適した睡眠時間を確保できているのでしょう。
ちなみに、昼過ぎに眠くなるのは体内リズムに沿った自然な現象の可能性もあります。そんな時は、15~30分ほどデスクにうつぶせになって目を閉じる「昼寝」は認知症予防として推奨されています。「そんな短い時間では眠気を解消できない」というようなら、それは夜間の睡眠不足が考えられます。
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