CPAPを開始して1週間後、クリニックで本体のSDカードに記録された睡眠データを確認してもらうと、無呼吸は0回になっていた。低呼吸もほぼ見られず、いびきもほとんどかいていないという。
「これで、少なくとも寝ている間に突然死するリスクはないでしょう」
梶本院長のそんな言葉にホッと一安心してその後もCPAPを継続。1カ月ごとに受ける定期診察でも、5年近く無呼吸0回が続いている。
■“二度寝”をしなくなった
無呼吸がなくなって、最初に実感したのが「目覚めの良さ」だった。それまでは、朝いったん目覚めてから二度寝するのが習慣になっていた。しかし、CPAPを始めてからは、目覚めて二度寝しようと思っても、頭がスッキリしていて眠気がなく、眠れなくなった。