記者はCPAPをやめるつもりはないが、出張先や旅先で使うために装置を持ち運ぶのが面倒、どうしてもマスクが合わないといった理由から、いつかやめたいと考える人もいるだろう。
「無呼吸低呼吸指数(AHI)が20未満になって重症度が低下すると、CPAPが保険適用から外れるので、そのときは中止を検討するタイミングといえるでしょう。ただ、SASの原因はさまざまです。CPAPを中止して問題ないくらい改善するには、肥満の場合は減量が欠かせませんし、鼻や喉、顎の骨格に原因があるなら、それぞれに応じた手術が必要になってきます」(梶本院長)
ちなみに、治療費は保険適用で簡易PSG検査が3000円、CPAPは月4700円ほど。これで快眠と健康を維持できるのだから、今後も継続するつもりだ。