「痛みはありますか?」(私)
「そうですね。昨日はふらつきました、足に力が入らなくて。転んでしまって。逆にね、病院に通っていた時に体調悪くなって」(患者さん)
「通って大変になったんですね」(私)
通院困難とのことでしたが、お話を伺ううちに伝わってきたのが、病院や主治医への不信感。通院する病院が、病状や余命に関しての明確なインフォームドコンセント(医師が説明し、患者さんの同意を得ること)を行わないとのこと。「受ける治療があればまだやってみたい」という意思をお持ちでしたので、セカンドオピニオンの受診をお勧めしました。
「なにか他の治療ができたらなと思っています」(患者)
「セカンドオピニオンしても変わらないことがあるかと思いますが、自分で納得ができるんじゃないかなと思いますよ」(私)
老親・家族 在宅での看取り方