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熱中症、マラリア…世界の平均気温3日連続最高記録で健康リスクに懸念

ニューヨーク市マンハッタンのワシントンハイツ地区で、消火栓の水で涼む若者たち(C)ロイター

 世界の平均気温が3日連続でこれまでの最高を記録。地球温暖化の急激な進行に、健康への懸念が急激に高まっています。

 アメリカの国立環境予測センターの調査によると、今月3日の世界の平均気温は、観測を開始して以降初めて17度を超えました。
続く4日と5日は17.18度を記録し、3日連続で過去最高を記録したことになります。

 これまでの平均気温の最高は7年前の2016年8月に記録した10.92度でした。専門家は、地球温暖化が進んでいるのに加え、エルニーニョ現象が重なったことで、さらに高温になったとしています。

 折しもアメリカでは南部を中心に軒並み40度を超える異常高温が続き、北東部のここニューヨークでも連日30度を超えています。

 同時に急激に高まっているのが、健康リスクへの懸念です。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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