その受け皿として、「介護医療院」が新設され、さらに従来からある「老健」や「特別養護老人ホーム(特養)」が位置づけられています。いずれも要介護の高齢者を対象とした施設です。
ただ、厳密には入居目的が異なり、介護医療院は「長期間にわたって療養する生活施設」、老健は「在宅復帰に向けたリハビリを受ける施設」、特養は「生活支援を受けながら長期間にわたり生活する施設」になります。
このように、要介護の高齢者を対象とした施設はいくつもあるのですが、「本格的なリハビリ」を受けられる可能性があるのは現時点で老健しかありません。一応、リハビリを実施している慢性期病院や特養もあって、それをサービスポイントにしている施設もあるのですが、一般的な慢性期病院や特養では、「週に1回、リハビリができます」といった程度なのが実情です。
■「老健」は1日30分毎日できる
正解のリハビリ、最善の介護