慢性期の高齢者でも本当に回復して機能や能力が上がるのか、どのくらいの程度に回復するのか……といった診断と予測を的確に行い、そのための正解のリハビリを行える施設は極めて少ないのです。
慢性期(生活期)で「もっとよくなりたい」と思っている高齢者はたくさんいます。そうした方がきちんとリハビリに取り組める場所をつくり、回復させて自宅に戻ってもらう。そして当老健がそのモデルになり、同じようなリハビリを行える老健が全国に広まってほしい。そうした思いから老健を併設したのです。
ただ、現在の老健の仕組みの中では、十分な回復のためのリハビリを行うには“工夫”が必要になるケースがあります。次回、詳しくお話しします。
正解のリハビリ、最善の介護