使いやすさを考えれば、頻繁に登場するものは取り出しやすいところに、そうでないものは奥の戸棚に。それについての両親との相談も、ともすれば「思い出話」へと脱線していく。しかし女性は、「実家の片付けは、終活でもあるけど、何より、親に元気で長生きしてもらうために、すごく役立つのでは」と痛感したそうです。
さて、みなさん。自分たちも実家の片付けを“脳活”に、と思った方は気をつけていただきたいことがあります。
それは、決して親を責めないこと。
片付けは、結構頭を使う行為。脳の活性化にも役立ちますが、子供が実家の片付けに行った時にありがちなのが、「こんなの、いらないでしょ?」「どうして取っておく必要があるの?」「おしゃべりばかりしていると、片付けが進まないから!」と責めてしまうこと。
これでは、脳を活性化させるどころか、ストレス増になり、部屋は片付いても、親の脳にとって、そして親子関係においても、いいことは何もありません。
片付けの話、次回ももう少し続けたいと思います。
第一人者が教える 認知症のすべて