愉快な“病人”たち

元クリスタルキング田中昌之さん 心筋梗塞が人生の転機に

退院後は100メートル歩くのもやっとだった(C)日刊ゲンダイ

■当直がカテーテルの名医でラッキーだった

 運ばれたのは横浜市立みなと赤十字病院でした。ラッキーだったのは、その日、当直していたのがカテーテルの名医だったことです。心筋梗塞は、詰まった部分の血管を広げることが第一。脚の付け根の動脈から心臓付近までカテーテルを入れて、詰まっているところにステントという血管を広げる金属製の網状の筒を入れたんです。オレの体には今、4つのステントが入っています。ICUに3日間、一般病棟に4日間でもう退院でした。カテーテルの名医のおかげだと思います。

 そのドクターに「何でこうなったか分かりますか?」と問われた時、「ストレスですかね」と答えると、すごい目力でこう言ったんです。「たばこです!」と。何を隠そう1日2箱のたばこを何十年も吸い続けてきたヘビースモーカーでした。これまで何度も禁煙に挫折して、みんなに「オオカミ少年」と言われていたんですけど、あれ以来、この6年間は一度も吸っていません。

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