愉快な“病人”たち

大橋未歩アナ振り返る 脳梗塞が起こったあの夜の一部始終

首の右側に入っているステントは「もう体の一部、人生のお守りです」(C)日刊ゲンダイ

 退院の3~4カ月後、実は手術をしました。医師から「脳梗塞は幸い急所を外れましたが、壊死した場所や範囲によっては障害が残ったかもしれない。そのもとになった場所が首の右側の内頚動脈(脳につながる太い動脈)にある」と言われました。首の動脈の内壁が剥がれ、そこに血だまりのようなものができ、その一部が脳に飛んだとのことでした。剥がれた部分が修復しないと、またいつ血だまりができて脳に飛ぶかわからないわけです。

 そんな“爆弾”を抱えて生きるのはイヤだと思い、インターネットでいろいろ調べた結果、カテーテル手術でステント(血管を広げるコイル状の筒)を入れる手術があると知りました。そして脳血管内治療で有名な先生を大学院の恩師に紹介していただいて出会ったのが、虎の門病院の松丸祐司先生(現在はつくば大学付属病院勤務)です。

 初対面で「ワイドショーで見てたよ」と豪快に笑ったその笑顔がとても好印象でした。サードオピニオンで出会った先生だったので病院を替えることにためらいがあったことを話すと、先生は「患者さんが積極的に新しい治療を求めようとするとき、それに耳を傾けてくれない医師ならやめた方がいい」と言ってくださって、「この先生にお任せしよう」と決心がつきました。

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