切れた靱帯を放置していたことで、膝関節のクッションの役目をする半月板が横にズレて飛び出し、神経にさわっていたようです。一度は半月板の飛び出た部分を切除して良くなったのですが、時が経つと再び痛み出しました。2010年に結婚をして太ったのも原因だと思います。
決定的な打撃は、12年にフェードアウトしていたプロレスの引退試合が決まったことです。実は結婚して太った後、テレビ番組のダイエット企画があり、65キロをキープしていました。でも現役当時の体に戻すため、無理やり100キロ近くまで太りました。それが最後、もう痩せたくても痩せられない体になってしまったのです。
当時45歳。膝の痛みがピークを迎え、走ることはもちろん、階段を上れなくなりました。それでもお店に出て、立ちっ放しで接客する日々。そのうち、夫に支えられなければトイレにも行けない状態になりました。
独白 愉快な“病人”たち