愉快な“病人”たち

糖尿病で移植 南部虎弾さん「ボクは腎臓を3つ持っている」

南部虎弾さん(C)日刊ゲンダイ

 治療はインスリン投与とフットケア。ただ、ちょうど学園祭シーズンでしたし、その後にオーストラリアのイベント出演が決まっていたので、「なんとしても仕事がしたい」と言い張り、途中で医師の猛反対を押し切って退院し、車椅子で無理やり仕事を続けました。

 オーストラリアに行ったら、会場付きの医師が「こんな状態じゃ出演させられない」と言い出し、しまいには「切断」されそうになったので、慌てて翌日帰国した……なんてこともありました。

 その後はインスリン注射をしながら過ごしていたんですが、2017年のある日、自宅の部屋で呼吸ができなくなって救急車で運ばれました。どうやら肺に水がたまっていたようで、気づいたら酸素マスク状態でした。

 東京女子医大で精密検査をすると、心臓の血管が細くなっていたため、即心臓のバイパス手術をすることになりました。人工透析へと話が傾いていったのは、その辺りからです。術後、血中のクレアチニン値がほぼ人工透析レベルになってしまいました。

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