独白 愉快な“病人”たち

武東由美さんは出血性膀胱炎から腎臓の“異常”が見つかった

ミセスモデルの武東由美さん(C)日刊ゲンダイ

 そこで「膀胱がんと腎臓がんの可能性はある」と言われ、東京医療センターを紹介されました。結果、異常はなかったのですが、後日、クリニックの先生が「あの時は90%そうかと思った」と言っていました。

 東京医療センターはとても大きな病院で、私が案内されたのは泌尿器科でした。

 事前に膀胱内視鏡検査ができるクリニックで検査をし、その結果を持参しましたが、「念のため、うちでもやります」と言われ、短期間に2度も膀胱内視鏡検査を受けました。他にもレントゲンやCT、心臓内科や別の科にも回されて、あれこれ検査をしたのです。けれど、異常は出ませんでした。

 医師いわく「何もないことを証明するのは大変」とのことでした。

 可能性のある重大な病気を次々に消去していき、最終的に残ったのが「遊走腎」と「ナットクラッカー症候群」でした。私の血尿の原因はこれだったようです。

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