ようこそ!不老不死レストランへ

豊富な栄養と春の薫りをいただく グリーンピース下処理と茹で方

グリーンピースを使った卵とじと豆ご飯(C)日刊ゲンダイ
旬の恵みを味わう(3)グリーンピース

 グリーンピースは、成熟していないエンドウマメを収穫したもの。さやから取り出した種子のことです。見事なひすい色をしていて風味がよいのが特徴ですから、まさに今が旬、春を味わえる食材です。

 今回はグリーンピースを使った豆ご飯と、グリーンピースの卵とじの2品です。

 いずれも下処理と茹でる際にポイントがあります。さやから取り出したグリーンピースは薄い塩水に入れ、浮いた豆は取り出します。スカスカの豆を取り除き、水分を補うためです。あらかじめさやから取り出してある豆を使用する場合は、より水分を補う必要があるだけに、長い時間、15分ほど浸してから使うのがコツです。もうひとつのポイントは、さやも一緒に茹でること。その方が風味がグンとよくなるからです。

 茹でたグリーンピースは、茹で汁に漬けた状態のまま、冷蔵庫で2~3日保存できます。サラダに加えたり、煮物のあしらいに使ったりもできますし、ダシ汁、酒、塩で味を薄く調えて、くず粉で軽いとろみをつければ、ひすい豆としても召し上がれます。

1 / 7 ページ

関連記事