ようこそ!不老不死レストランへ

豊富な栄養と春の薫りをいただく グリーンピース下処理と茹で方

紙蓋をして弱火で5分(C)日刊ゲンダイ

 しかしこの先進的な研究は認められることなく、メンデルは失意のうちに死んだ。メンデルの研究が評価されたのは20世紀になってから。一方、メンデルは実験結果が自分の数学的モデルに合うよう、データを少しお化粧(悪く言えば捏造)していた疑いも持たれている。

 さて、食材としてのグリーンピースは、やや脇役的ではあるが栄養成分的には主役級である。

 まず良質のタンパク質を含む。タンパク質は、免疫システムの重要素材、抗体(免疫グロブリン)の原料となる。また小ぶりながら食物繊維も豊富。食物繊維は整腸作用とともに悪玉腸内細菌の排出にも一役買う。コロナ禍は一向に終息が見えないが、しっかり栄養を取って体調を維持したい。

▽松田美智子(まつだ・みちこ)女子美術大学非常勤講師、日本雑穀協会理事。ホルトハウス房子に師事。総菜からもてなし料理まで、和洋中のジャンルを超えて、幅広く提案する。自身でもテーブルウエア「自在道具」シリーズをプロデュース。著書に「季節の仕事 」「調味料の効能と料理法」など。

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