Kさん「そうだったのですか……」
B医師「食事だけでなく、適度な運動、歩くのも良いと思います。歩数計を持って歩いている人はたくさんいますよ。前立腺がんについては、こちらでしっかり管理します。何でも話してください。患者と医者は運命共同体だと、どこかの医師が言っていましたが、私もそう思います。患者さんの状態が悪くなると、私たち医療者も忙しくなります。今年も元気で過ごしましょう」
Kさん「ありがとうございます。また、よろしくお願いします」
◇ ◇ ◇
B医師から「運命共同体」と言われたKさんは何だか急に気持ちが明るくなったように感じました。暮れから正月、話し相手もなくずっとひとりで過ごしてきて、仲間ができたみたいな気がしてうれしくなったのです。担当がB医師で良かったと改めて思いました。
がんと向き合い生きていく