連携手帳の発行は、全国のがん診療連携拠点病院が中心になって行われ、病院と診療所の診療報酬も決まっています。しかし、拠点病院以外の病院では発行できないこと、他のがんでは使えないといった問題点もあり、十分に普及していないのが現状です。
いずれにしても、かかりつけ医とは、患者にとって安心につながる近所の診療所で、良好な関係を築ける医師であることが必要だと思います。かかりつけ医を探している人は、風邪をひくなどして近所の診療所で診察を受けた際、感じの良い医者であったら、「何かの時によろしくお願いします」と言っておくのも方法かと思います。
なお、2015年医学部卒業後の臨床専門医制度で、「総合診療専門医」という資格が加わりました。かかりつけ医を決める際の参考にするのもいいでしょう。
がんと向き合い生きていく