■怨みをすててこそ息む
帰宅すると、テレビのニュースでは、戦争で小児病院が爆撃されたと報じていました。建物の残骸が映っています。道端に倒れた人をぼかして分からないようにしています。「兵士だけでなく、住民を撃った」「学校に爆撃した」……。犠牲者の数の報道は毎日続いています。生まれて数カ月の子も犠牲になっています。
しかし人間は、どうしてこんな無謀な、無残なことを繰り返すのだろうか? と思います。いつまで戦争を続けるのでしょう? たくさんの命が奪われて、それでも続いています。
われわれは77年前の原爆投下で、もう、戦争はできる時代ではなくなったと思って過ごしてきたように思います。どんな怨みがあっても、人を殺す戦争はすべきではありません。一日でも早く戦争をなくして欲しいと思います。
がんと向き合い生きていく