・昼間うとうと居眠りをしている。特に多いのは、テレビを見ているうちに眠ってしまい、気が付いたら日が暮れているという状況
・ほぼ外に出かけずテレビの前に座りっぱなし
私がアドバイスしたのは、まず朝、ラジオ体操でも庭の花への水やりでもいいので、外に出て太陽の光を存分に浴びてもらうこと。ベッドから出るのが難しければ、ベッドをできる限り窓の近くに設置し、朝はカーテンを開けて、太陽の光が部屋に注ぎ込むようにすること。朝の太陽の光は、体内時計を調整し、眠気を催す脳内ホルモン(メラトニン)と拮抗関係のセロトニンの分泌を高めます。日中のセロトニンの分泌量が多いほど、夜のメラトニンの分泌量が増えます。
次に、昼間の活動量を増やすこと。一緒に散歩に行く、「お義父さん、買い物に付き合ってくれませんか」と誘い出す、などなど。活動量が少なければ、疲労感もないから、夜眠くなりにくい。
第一人者が教える 認知症のすべて