さらに、昼食後、30分から1時間ほどの昼寝を取ってもらうこと。長時間の昼寝はNGですが、高齢者はセロトニンやメラトニンの分泌量が少ないために昼、夜の境目がつきづらく、夕方くらいに昼寝をし、そのまま長く寝てしまい、夜中に目が覚める。昼食後の軽い昼寝で、夕方の長い昼寝を避けます。
次の診察時、お嫁さんは「お義父さんが、夜に起きることが減りました。起床時間は朝5時過ぎと早いんですが、それまでは寝てくれるようになりました」とうれしそうに報告してくれました。
第一人者が教える 認知症のすべて