熱中症対策の「正しい水分補給法」 絶対に押さえたい8つのポイント

バランスの取れた食事を取って暑さ対策を

「50ミリリットルでも尿意をもよおすなら水分摂取と無関係。泌尿器科を受診してください」

⑦摂取のタイミングは年代で変わる

「健康な成人は喉が渇く前や渇いたらすぐに摂取を。小児は体内水分量が体重の8割と多く、水分摂取が常に必要なので自由にいつでも摂取。高齢者は体重の5割ほどまで水分が減少しており、加齢や持病で喉の渇きがわかりにくい。そのため、時間を決めて水分摂取をしてください」

⑧一気飲みをしない

「コップ1杯程度なら一気飲みでも相当量の水分が体内に残ります。しかし500ミリリットルのペットボトル程度の水を一気飲みすると、せっかく取った水分が尿として体外に出てしまいます」

 WHO(世界保健機関)が推奨する水分補給回数は、1日8回以上。しかし、その日の活動量や体調などによって必要とされる水分量は異なるので、フレキシブルに対応することが肝心だ。

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