熱中症対策の「正しい水分補給法」 絶対に押さえたい8つのポイント

正しい熱中症対策が大切(C)日刊ゲンダイ

①食事からが基本

「バランスの取れた食事では、1食につき500ミリリットルほどの水分を摂取できます。食事からの水分はゆっくり吸収され、体内に保持されやすい。それに、熱中症対策に有効なビタミンやミネラルも同時に摂取できる。食事をしっかり取って暑さ対策さえしていれば、そう簡単には熱中症になりません。言い換えれば、食事を抜くと、それだけで熱中症になるリスクがあるのです」

②夏は水&お茶に加えて果物もプラス

「日常生活では水やお茶を。そして夏野菜や果物も食べると、なお良し。夏野菜や果物が含む水分量はかなり多いです」

③スポーツドリンクを飲むなら成分チェック

 日本ではスポーツドリンクの成分に明確な基準がなく、含有成分はさまざま。スポーツ後に熱中症対策のために飲む場合、ナトリウムイオン濃度が高く、糖濃度が低く、浸透圧が低い経口補水液に近いものが望ましいが、その条件を満たすものは意外と少ない。

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