普通に考えるとインスリン注射が必要と思われるレベルですが、暴飲暴食、お酒も多いなど、かなり乱れた生活をされていたので、まず生活改善を指示し、薬はSGLT2阻害薬のエンパグリフロジン10ミリグラムとメトホルミン500ミリグラムで開始しました。
すると血糖値は2週間で147㎎/デシリットルまで低下し、HbA1cは1カ月後には7.8%、2カ月後には6.5%と良好なコントロール状態となり、その後1年を経過した時点でも良好な状態は持続しています。当初はメトホルミンと併用でしたが、3カ月目からはエンパグリフロジン単剤でも、良好なコントロールは継続されているのです。