奥さんが実家から戻ってきた晩、男性はどんな様子だったかを聞きました。奥さんによれば、心掛けたのは3つ。「処分」「捨てる」「不要」といったマイナスの言葉を自分からは使わない。「物」にまつわるお義母さんの思い出話にゆっくりと耳を傾ける。最終的にどうしたいかは、お義母さんの判断に委ねる。
例えば男性の学生時代の教科書や表彰状。お義母さんと一緒に一つ一つ手に取って見返しながら、男性がどんな子供だったのか、いろいろと聞いたそうです。笑ったり、ちょっと涙したりした後、「いつまでも取っておいても仕方ない。表彰状だけスマホで写真に撮って、あとは処分するわ」とお義母さん。
これ以降、男性も奥さんを見習うようにしたとのこと。「急ぐことはない」と腹をくくったら、以前はイライラしながらの片付けだったのが、とても和やかな空気に変わり、実家へ行くのが楽しみになったと話していました。
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